カンボジアの基本情報

カンボジアの基本情報

カンボジア-シェムリアップ-アンコールワット



国名

カンボジア王国(Kingdom of Cambodia)

首都

プノンペン

人口

約1601万人(日本の約8分の1)

時差

砂時計
-2時間(日本がAM10:00のとき、カンボジアはAM8:00)

宗教

仏教(一部少数民族はイスラム教)

気候

年間を通して高温多湿です。四季はなく、雨季と乾季があります。

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季節名 説明
乾季 11月上旬~5月中旬 前半は年間で最も涼しい。後半は最も暑く、日中は35~40℃になる。
雨季 5月下旬~10月下旬 降り続く雨ではなく、スコール(短時間の強い雨)が降る。

言語

カンボジア語(クメール語)

カンボジアで英語は通じる?

カンボジアは毎年多くの観光客が訪れます。特に世界遺産のアンコールワットがあるシェムリアップは外国人観光客が大勢来るため、基本的に英語が通じます

農村部や地方都市になるとクメール語が主要言語となり、英語が通じない場合もありますが、観光客として観光地を周る分には問題ないでしょう。

英語が話せる人が多いのは、英語などの母国語以外の言語が話せることによって就職しやすく、収入を大きく増やすことができるということが背景にあります。また、欧米人が多く住んでいたり、観光客が大勢訪れるため、外国語に触れる機会が多く、英語を話すことに日本ほど抵抗がないのも理由の一つです。

カンボジア人は積極的に話しますが、文法が完璧かというとそうではありません。英語が堪能な人にとっては話しづらい可能性もありますが、ある程度のコミュニケーションをとるには支障はないでしょう。

宗教

上座部仏教

民族

クメール人など

通貨

様々な国の通貨

カンボジアの通貨は、二つある?

カンボジアの通貨は、リエルです。しかし、USドルも流通しています。

主に流通しているリエル札の種類は50、100(2種類)、200、500(2種類)、1000(3種類)、2000(2種類※)、5000(2種類)、1万(2種類)、2万、5万、10万リエルの18種類です。

カンボジア人は、この二つの通貨を使ってどのように生活していると思いますか?ここで、筆者がカンボジアに行った際に通貨について困った体験をお話しします。

カンボジアはドルが使えるということで、日本でドルに両替をしてからカンボジアへ向かいました。ちなみにリエルは日本では入手できません。このとき、現地でリエルに両替すればいいや~と考えていましたが、実際に現地に着くとその必要はありませんでした。

というのも、ドルで買い物をするとお釣りがリエルで返ってくるので、簡単にリエルが手に入ります。最初は「は???」となります。混乱します。ドルを出してリエルで返ってくるので、お釣りが正しい額もらえているのかもわかりません。なんだこのテキトーな国は!と始めは驚きます。

しかし、これには歴史があるのです。

1970年代ごろはクメールルージュやポルポト政権により、政府機関が崩壊していました。ベトナム占領下の1980年ごろに今の新リエルが導入されるまでは目に見える通貨システムは存在していなかったのです。1993年、国連の平和維持部隊が崩壊していたカンボジアの経済を刺激するために大量の米ドルを入れました。そこからカンボジア国内ではUSドル紙幣が多く出回っています。USコインは導入されていないためにリエルがUSドルの小額支払のために使われているというのが現在の状況です。

振興国経済における「二つの通貨システム」の存在は、国の再建段階を意味していて世界的に珍しいものではないそうです。

1ドルは何リエル?

カンボジアの通貨の現状とリエルの歴史がわかったところで、ドルとリエルの換算額を見てみましょう。
ほとんどのお店では、
1ドル≒4000リエル】として計算されています。(お店によって4,200リエルくらいまで上がる場合もあります)

1.5ドルの支払い時に2ドル出したらお釣りは0.5ドルです。カンボジアではこのお釣りが、4000リエル(≒1ドル)の半分の2000リエルで返ってきます。

「1ドル4000リエル」というのを覚えておけば、お釣りがあっているのかをだいたい把握することができると思います。

ドルばかり使っているとリエルでお財布がパンパンになってしまうので、1ドル未満をリエルで払い、リエルを消化しましょう!

1ドル4000リエルなので
0.1ドル400リエルです。

計算方法は、小数点以下の数字に4をかけて100倍してください。
例えば2.6ドルの買い物をするときは、2ドルを出したあとに次の計算をします。

0.6に4かけて100倍します。
2.4×100で240リエルです。

100リエル札を大量に持っているならば、2ドルと100リエル札×3を出してお会計をするといいでしょう。このように地道にリエルを使わないと、空港の募金箱に大量のリエル札をぶち込むことになるので、頑張ってください・・・!



カンボジア-タ・プローム遺跡

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